
AI時代、地方で仕事をするフリーランスに本当に必要な力。たどり着いた答えは「ヒアリング力」
AIで広告バナーが一瞬で作れる。
プロンプトひとつでスライドが10分で完成する。
LPすらも、X(旧Twitter)で流れているクオリティを見ていると、
ここ1ヶ月で誰でも作れるようになりそうな勢いですよね。
「このままだと、自分の仕事はなくなるんじゃないか」
「AIに勝てるスキルって、もう残ってないんじゃないか」
「地方の小さな案件単価で、これからどう食っていけばいいんだろう」
僕も同じことを考えていました。
でもここ最近、地方で経営者さんと向き合いながら動く中で、
ハッキリ見えてきたことがあります。
作業はAIに確実に流れる。
でも、一次情報を引き出す力だけは、まだ人間にしかできない。
これが今日伝えたい結論。
AIの進化がエグい。だから「作業」だけの仕事は溶ける
最近、画像生成のクオリティが本当にエグいんです。
Pinterestから参考デザインを拾って、
「このデザインを再現するためのプロンプトを書いて」とAIに投げる。
出てきたプロンプトを参考に自分の構成を組み合わせる。
それだけで、6枚のスライドがたった10分で完成する時代。
もはや恐ろしささえ感じてますw
そして最近では採用診断システムも作りました。
僕自身がプログラムは一行も書いていませんw
やりたいことをAIに壁打ちしただけで、
Googleフォーム→スプレッドシート→GAS自動採点→ChatGPTがタイプ別に具体アドバイスを返す→Gmail通知、までを1日で組み上げてくれた。
正直、震えましたw
ここから言えるのは、デザインだけ・コーディングだけ・議事録まとめだけ、という「作業」の領域は、これから3〜6ヶ月でさらにAIに溶けていくということなんですよね。
「作業の価値」だけで戦っているフリーランスは、本当にしんどくなる。
じゃあ何が残るのか。
残るのは「お客さんの中にしかない情報」を引き出せる人
僕の答えは、ヒアリング力!
地方の経営者さんと話していて感じるのは、その会社の強みって、ほとんどが「本人にとって当たり前すぎて気づかれていない」ということ。
これはヒアリングシートを送って返してもらうだけでは、
絶対に出てきません!
一緒に対話をしながらでないと、
相手の魅力を引き出すことはできないんです!
だから熱量を持って、対面かZoomで、一歩踏み込んで聞く必要がある。
そして、ここさえ引き出せれば、あとは全部AIに渡せます。
- ホームページのコンセプト設計
- ライティング指示書
- ワイヤーフレームの構成案
- LPのプロンプト
- SNSの方針
など、すべてが一次情報を起点に横展開できる。
根っこに「お客さんの生の言葉」さえあれば、AIは無限に応用してくれるんです。
逆を言えば、ここが薄いまま作業に入ると、どれだけ綺麗なデザインを作っても「ありきたりな何か」しか出てこないんです。
深掘りで使っている、僕の2つの型
質問を並べるだけのヒアリングは、ChatGPTでも作れます。
でも、それだと浅い。
僕が現場で必ず使っているのは、主にこの2つだけです。
1. 「なぜ」を3回掘る
なぜこの事業を始めたのか。
始めた具体的なエピソードは。
そのとき、お客さんの反応はどうだったか。
2. 過去・現在・未来で広げる
今はどんなお客さんが多いか。
過去はどんな集客をしていたか。やめた理由は何か。
これからどう集客していきたいか。
ひとつの質問軸を、この3点で広げると、お客さん自身が「あ、これって強みだったのか」と気づいてくれる瞬間が必ず来ます。その瞬間の言葉が、いちばん使える一次情報です。
ヒアリング力は、座学だけでは絶対に身につかない
これ、現場で痛感しています。
僕が訓練の場として使っているのは、
商工会議所の青年部と、地元の同友会です。
理由はシンプルで、話す相手が全員、経営者だからです。
同友会のグループ討論では、4〜5人で意見を交わします。
そこで誰かの発言に対して「なんでそう思われたんですか」「具体的にはどういう場面ですか」と踏み込む。
発表役も自分から引き受けて、全員の意見をまとめて前で話す。
普段からこの「一歩踏み込む癖」をつけておかないと、
いざクライアントヒアリングの本番で、
深掘るチャンスにアンテナが立たないんです。
「あ、あそこは深掘る場面だったな」と後から気づくことになる。
だから経営者団体の場を活かさない手はないと思っています。
ヒアリングを成立させる、たった1つの相棒
最後に、これだけは紹介させてください。
PLAUD PIN(プラウドピン)、というAIボイスレコーダーです。
腕時計より小さいサイズで、ボタンひとつで録音が始まる。
スマホと連携すれば議事録や文字起こしもやってくれる優れものです!
もはやこれ無しの生活は考えられないんですよね!
そしてPLAUD PINの最大のメリットは、会話に集中できること。
メモを取りながら聞こうとすると、意識が分散して中途半端なヒアリングになってしまう。
そして人間の記憶って、車で15分運転して帰っただけで、もうあやふやになるんです。
だから熱量が高い瞬間に出た言葉ほど、記録しないと消えていく。
今は録音した音声をAIに渡せば、議事録は5分で出ます。
ヒアリング当日に、車の助手席で議事録が完成している。
そんな世界です。
会話に100%集中して、相手の言葉を全部拾う。
あとはAIに任せる。
この組み合わせができる人が、これからの地方Web市場で「貴重な存在」になっていくと、僕は本気で思っています。
最後に
AIで作業が溶けていく時代に、僕たちフリーランスに残されたのは、目の前の経営者の話に、誰よりも熱量を持って耳を傾けることです。
地味かもしれない。
派手なツール紹介でもない。
でも、地方の経営者さんが「この人になら任せたい」と思うのは、最新ツールを持っている人ではなく、自分の話を本気で聞いてくれた人なんです。
明日のヒアリングから、質問をひとつだけ、いつもより深く掘ってほしい。
おそらく、お客さんの気持ちが変わる瞬間に出会えます。
その瞬間を引き出せる力こそが、AI時代に僕たちが立っていられる、
貴重な力なんじゃないかと思うんです。
